ウクレレの音でギターを知る|アコギ上達100の裏ワザ:第4回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


“乾いた音”、“ウェットな音”を知るには
➡ ウクレレを弾いてみる

大きなテナー・ウクレレと小さなソプラノ・ウクレレ
大きなテナー・ウクレレと小さなソプラノ・ウクレレ

ギターの音色を言葉で言い表す際、“音が乾いている”とか、その逆に“ウェットだ(湿っている)”と表現することがあります。この違いは、意外にギターよりもウクレレの方がわかりやすかったりします。ウクレレは、楽器自体が小さいぶん、カラカラな明るい音の出るものと、マイルドで暖かい音の出るものの違いが出てきやすいからです。

買う買わないにかかわらず、ウクレレを何本も試奏してみると、“あぁ、これが乾いているという音か”と認識しやすくなるでしょう。特に初心者のうちに、“乾いている”と“ウェット”の違いを知る意味は大きいです。もちろん、乾いてるほうが良いとか、ウェットはダメだとか言うのではありません。自分好みの音を見つけるために知っておくのです。

僕の場合、なるべく乾いたソプラノ・ウクレレでコード・プレイをし、ウェットなテナー・ウクレレでメロディ・プレイをします。ここで、裏ワザ002のカポの話を思い出してください。ウクレレのチューニングは、5カポにしたギターの1〜4弦と同じというのが、ヒントです。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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