アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
自分に似合うギターを見つけるには
➡ モチベーションを客観的に判断する
裏ワザ003の話の続きです。“徳の市”の2人で8本を試奏すると、徳武氏の弾く時間が長くなるギターがあります。一方、僕は僕で、長く弾いてしまうギターがあります。それは同じギターとは限りません。2人それぞれにモチベーションが上がるギターがあるということなのです。
僕の場合、モチベーションが上がるのは、“作曲したくなってくるギター”、“すぐに思い通りのプレイをさせてくれるギター”、“自分好みのサウンドが出るギター”などです。さらには“ピックアップを付けてステージでバリバリ弾きたいギター”、“生音でマイクで拾ってレコーディングに使いたいギター”という個性の違いや、“半年ほど弾いていくと鳴りが良くなりそうなギター”も見つかります。
そうした感想が何もないギターは、自分には似合っていないギターなのでしょう。あなたも自分に似合うギターや、自分のそのギターとの付き合い方を、試奏段階で客観的に判断してください。“万人に合うギター”はありません。“自分の好きなギター”を見つけるのです。