1&2弦の張り方|アコギ上達100の裏ワザ:第10回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


どうしてもチューニングが合わないときは
➡ 弦の張り方を見直してみよう

“チューニングしたのに弦が緩んできちゃう……”なんて経験は多くの人にあるはず。その原因の多くは、ペグ穴周辺で弦がズレることです。そこで、プレーン弦である1&2弦の張り方を伝授しましょう。

まず、弦をペグ穴に通します。適度な余裕を残し、ココと決めた部分でペグ穴で角度を付け、穴の両端の2ヵ所を折り曲げます(写真①)。

ペグ穴両端の2ヵ所で折り曲げる
写真①

次に、ペグを回し始めると同時に、余ったほうの弦(あとでペンチで切り取るほう)を、半周逆向き側から持ってきて、巻き付かれていく弦の下に挟みます(写真②)。

弦の先端側を巻かれた弦の下に挟む
写真②

そして、余ったほうの弦を逆方向に引っ張り、さらに角度をつけます(写真③)。

弦を先端側を逆方向に引っ張る
写真③

あとは通常どおり、だんだん下方向に段となるよう巻いていきます(写真④)。

通常通り下方向に段となるよう巻く
写真④

この方法であれば、絶対にペグ側で弦がズレることはありません。なお、3〜6弦は巻き弦で太いので、これをしなくてもズレることはまずありません。それでもズレることがある人は、ブリッジ・ピンにボール・エンドを挟むときに問題があるかもしれません。必ず弦を引っ張りながらピンを挿すようにしましょう。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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