「アストリアス」ベーシック編『フラメンコ・ギターじゃなきゃダメなんですか?』第19回 by 沖仁

沖仁による実演動画

「アストリアス」ベーシック編

さて今回からスペイン音楽の名曲、「アストリアス」にチャレンジです。もとはスペインの作曲家、アルベニスによるピアノ作品ですが、アンドレス・セゴビアによるクラシック・ギター・アレンジが非常に有名で、現在はむしろクラシック・ギターの定番曲となっています。またこの曲はコード進行が典型的なフラメンコ進行な上、リズムは激しい3拍子系のため、フラメンコ音楽をイメージして作られたであろうことが容易に推測されます。

僕も自分のコンサートにおいてレパートリーに取り上げることの多いこの曲ですが、今回はよりアプローチしやすいアレンジにまとめました。曲の構成もシンプルに、半分ほどの尺に縮めています。ベーシック編では装飾音を廃し、ほぼメロディとコードのみでの演奏となります。親指とラスゲアードの使い方で十分フラメンコ性を感じさせることができますので、チャレンジしてみましょう!

続きはアコースティック・ギター・マガジン2025年9月号、Vol.105をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2025年9月号 Vol.105

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沖仁

おきじん 1974年、長野県生まれのフラメンコ・ギタリスト。14歳より独学でエレキ・ギターを始める。カナダで1年間クラシック・ギターを学び、その後スペイン・アンダルシアに居を移す。2006年にメジャー・デビュー。2010年、スペインの第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコ・ギター国際コンクール国際部門で、アジア人として初めて優勝。近年フラメンコ・ギター・アンサンブルを立ち上げ、後進の育成にも尽力。最新作は2022年9月発売の『20 VEINTE~20 年の軌跡~』。

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