アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
グルーヴを知るには
➡ひとつのグルーヴが繰り返されて曲のグルーヴが生まれることを理解せよ
ここでは、具体的なグルーヴの作り方の正解は書いていません。なぜなら、グルーヴは作ろうと思って作れるものではないからです。
リズム・キープの練習をして、リズム・キープできるようになった人が、音符の存在を重視してプレイした結果、自然に生まれるものがグルーヴなのです。それは複数でもひとりでも同じです。自分(たち)なりの“間”というものが、“勘”ではなく、的確に自分の望んだ瞬間瞬間で表現されて、あるとき“生まれる”のです。
また、音楽の心地良さには“繰り返しの美学”というものがあります。1個のフレーズの“単体グルーヴ”=“心地良いリズム”が繰り返され、そこに変化が加わることで、曲の中での“時間としてのグルーヴ”が生まれます。
加えて、他のセクションに行ったあと、さっき弾いたフレーズに戻ったときに感じる“元に戻る心地良さ”というものが、ある種“里帰り”のような安心感を生むのです。
アコギ上達100の裏ワザ
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