ボディ叩きの曲をコピーする前に|アコギ上達100の裏ワザ:第75回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


ヒッティングを習得したければ
➡まずは入口をマスターせよ

昨今では、“アコギのボディを叩く”、あるいは“ネック上の弦を右手で叩く”という奏法が流行っていますが、根本的なリズム感を習得していないまま、それらのコピーに入る人が多くいます。正直、それで1曲弾けるようになったからといって、人前でプレイできるレベルになったとは言えません。基本を練習しましょう。

譜例は、単に6弦開放を1拍ずつスラップ(昔はチョッパーと言いました)するものです。やや5弦を狙って親指を降ろし、6弦を叩いたら、はじくようにすぐ離します。

譜例
前半は同時に、後半は交互に

その際、下の写真のようにスラップと同時 or 交互に小指でボディの1弦の下方も叩くのです。メトロノームで練習し、メトロノーム音が聴こえなくなるように、つまりジャストなリズムになるように練習してください。

小指でボディを叩く
アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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