ギターを弾く時の体の動き|アコギ上達100の裏ワザ:第72回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


体を揺するなら
➡前後に揺れろ

立ってプレイするエレキ奏者には、首で乗る人、肩で乗る人、お尻で乗る人など、いろいろな人がいます。しかし、アコギ奏者(特に座って演奏する人)には、体で乗っている人はあまりいません。大げさな動きをするエレキ奏者と比べて、正反対とも言える動きの少ないアコギ奏者は、リズム・キープを習得する面が薄いと言えます。

プロのアーティストの映像をよく見てください。リズム感のあるギタリストは、座っていても必ず体のどこかでリズムを取りながら揺れています。というわけで、まず練習のとき、家では足踏みをしてギターを弾いてください。その方が絶対にリズム・キープを習得できます。

またその際、同時に体を前後に揺らして乗ってみましょう。足踏みをするだけだと、繰り返しのタイム感がズレてしまうこともあります。“振り子”がないからです。

反面、体を揺らすと、体が移動してから戻って来る時間が生まれるため、タイム感のズレは減ります。つまり、体自体を振り子にするわけです。言葉では言い表しにくいのですが、この動作こそが、音楽の“ノリ”という部分と密接した関係にあるのです。

イラスト
アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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