アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
ハーモニクス音を効果的に使うなら
➡出せる音をすべて書いてしまえ
上の図は、フレット上で左手指を使って出せるナチュラル・ハーモニクスの音名を書いたものです。ハーモニクスは、5、7、12フレット上で簡単に出せることは知られています。
その次に比較的出しやすいのは4フレット、次が3フレット。そして、4、7、12フレットは、そこを押さえたときと同じ音程のオクターブ違いが出ます。また、5フレットは12フレットと同じ音程のオクターブ違い、3フレットは7フレットのオクターブ違いです。
さぁ単純に見てみると、このハーモニクスにはCキーで言う“ドレミファソラシ”のうちの“ド”、“ファ”だけがありません。ということは、それらを使わないメロディであれば、ハーモニクスで弾けるということです(オクターブ違いには注意)。
試しに、Ex-1(ひし形でハーモニクス)とEx-2(実音プレイ)を弾き比べてください。
なお、これ以外に右手人差指を使った人工ハーモニクス奏法というものがありますので、別途でマスターしましょう。