アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
微妙なノリを知るには
➡16分音符を理解する
譜例のEx-1とEx-2を交互に何度も弾いてみましょう。
Ex-1のリズムはシャッフルですが、Ex-2はイーブンです。これらの後半を弾き分けることができれば、僕の言う“2と3の倍数の違い”を理解したと言えるでしょう。ただし、この弾き分けはテンポが速くなると難しいので、遅いテンポで練習して構いません。
ちなみに、ジャズの4ビート音楽は、基本的にはシャッフルのリズムでできています。が、それをシャッフルと呼ぶのを嫌う人もいます。つまり、“シャッフルが隠れてはいるが、4ビートの4拍打ちを主体とする”のがジャズだからです。まぁ、4ビートという言葉は、もともと4拍子という意味でもありますので、言葉の定義は確定できない面がありますが。
そしてジャズでは、この譜例のEx-1とEx-2の中間のような、少し後ろに引っ張り気味なノリというのが存在したりします。ジャズ中心に活動していく人は、このあたりをもっと深く研究してみてください。
アコギ上達100の裏ワザ