アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!
文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく
※本記事は『アコギ上達100の裏ワザ』(小社刊)の内容を転載したものです。
どうしてもチューニングが合わないときは
➡ 弦の張り方を見直してみよう
“チューニングしたのに弦が緩んできちゃう……”なんて経験は多くの人にあるはず。その原因の多くは、ペグ穴周辺で弦がズレることです。そこで、プレーン弦である1&2弦の張り方を伝授しましょう。
まず、弦をペグ穴に通します。適度な余裕を残し、ココと決めた部分でペグ穴で角度を付け、穴の両端の2ヵ所を折り曲げます(写真①)。
次に、ペグを回し始めると同時に、余ったほうの弦(あとでペンチで切り取るほう)を、半周逆向き側から持ってきて、巻き付かれていく弦の下に挟みます(写真②)。
そして、余ったほうの弦を逆方向に引っ張り、さらに角度をつけます(写真③)。
あとは通常どおり、だんだん下方向に段となるよう巻いていきます(写真④)。
この方法であれば、絶対にペグ側で弦がズレることはありません。なお、3〜6弦は巻き弦で太いので、これをしなくてもズレることはまずありません。それでもズレることがある人は、ブリッジ・ピンにボール・エンドを挟むときに問題があるかもしれません。必ず弦を引っ張りながらピンを挿すようにしましょう。