「ボレロ」前半編『フラメンコ・ギターじゃなきゃダメなんですか?』第15回 by 沖仁

沖仁による実演動画

「ボレロ」前半

ラヴェルの「ボレロ」と言えば、淡々とくり返されるふたつの印象的なメロディと、フルオーケストラによる耳が張り裂けそうな劇的なエンディングが有名な、誰もが一度は耳にしたことがある名曲です。

僕にとっても渡辺香津美さんや押尾コータローさんと共演する際のレパートリーとして親しんできた、思い出深い1曲です。編集長からの勧めもあり、今回初めてギター・ソロ・アレンジに挑戦してみました。

実際にソロにアレンジしてみると、改めてこの曲にフラメンコ的な要素が多く含まれていることに驚かされました。

特にBメロでは完全にフラメンコの調=スパニッシュ・キーに転調するので、フラメンコ・ギターとの相性も良いはずです。今回はソロの途中までの前半を取り上げます。

続きはアコースティック・ギター・マガジン2024年9月号、Vol.101をご覧ください!

アコースティック・ギター・マガジン 2024年9月号 Vol.101

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沖仁

おきじん 1974年、長野県生まれのフラメンコ・ギタリスト。14歳より独学でエレキ・ギターを始める。カナダで1年間クラシック・ギターを学び、その後スペイン・アンダルシアに居を移す。2006年にメジャー・デビュー。2010年、スペインの第5回ムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコ・ギター国際コンクール国際部門で、アジア人として初めて優勝。近年フラメンコ・ギター・アンサンブルを立ち上げ、後進の育成にも尽力。最新作は2022年9月発売の『20 VEINTE~20 年の軌跡~』。

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