ドクターキャピタルによる実演動画
まいど! ドクターキャピタルです。早速弾きましょう!
Ex-1
Ex-1のコード進行はポップ、ロック、フォークの曲に出てきそうですが、いかがでしょうか? どこかで聴いたことあるような気が……しませんか(たぶん聴いたことがあります)?
普通にあり得るコード進行でそんなに“変”なコードは含まれていないと思いますが、弾いてみた感じ、ひとつのコードが少し目立つと思いませんか?
何回かくり返して弾いてみて、各コードを弾いた時の表現インパクトを感じ取って、“このコードはまわりと比較的に特別だ”と感じるコードを頭の中でメモってください。
ひょっとしたらその特別なコードは、ノンダイアトニックのセカンダリー・ドミナントかもしれません! “普通”のコード進行から脱却してみましょう。
ダイアトニックとかドミナントはどういう意味だったっけ?
曲のKey(調)に含まれる7つの音を、ダイアトニック(diatonic)と言います。例えばKeyがCメジャーの場合、ダイアトニックの音がCメジャー・スケールの音:ドレミファソラシ、になります。
Ex-2aと2bでCメジャーKeyのダイアトニック・スケールとダイアトニック・コードを弾いてみましょう。五線譜を見たらわかりますが、“♯”や“♭”の臨時記号はなくて、つまり“変わっている”ように聴こえる音はありません。
1番目のCはトニック・コード(主和音)で5番目のGはドミナント・コード(属和音)と呼ばれます。
Ex-2a
Ex-2b
ドミナント・コードって、7thじゃないの?
ドミナントのトライアド(3和音)も、セブンス・コード(4和音)もあります。セカンダリー・ドミナントもそうです。
よく間違えられることですが、“ドミナント=ドミナント・セブンス”ではないので注意。まずはトライアドからやりましょう。
続きはアコースティック・ギター・マガジンVol.101本誌にてご覧ください。
第14回の内容
- ダイアトニックとかドミナントはどういう意味だったっけ?
- ドミナント・コードって、7thじゃないの?
- 分析する前に作ってみよう
- セカンダリー・ドミナントを一瞬で作れる簡単なトリック
- ドミナントの力
- iii→vi 対 V/vi→vi
- セカンダリー・ドミナントをどんどん使ってみよう
- V7/IV
- メロディやソロは? Playing Changesが難しそう…
- セカンダリー・ドミナントに合うスケールたち