できる限りシンプルな音選びで原曲に忠実なイメージとなるよう、意識してアレンジをしました──松井祐貴
松井 今回のアレンジでは、どの楽曲も伴奏の細かい部分までは入れすぎず、できる限りシンプルな音選びで原曲に忠実なイメージとなるよう、意識してアレンジをしました。
チューニングは「異邦人」、「青い珊瑚礁」がスタンダード、「さよならの向う側」、「ルビーの指環」が6弦のみ全音下げたドロップDチューニングでアレンジしています。ドロップDチューニングは難しく感じる方もいるかもしれませんが、スタンダード・チューニングでのコード内で6弦が出てきているフォームの時のみ、下がっている全音分(2フレット分)高い音を押弦すると考えると、コードを意識しやすいと思います。
奏法面では楽曲をリズミカルに聴かせるストリングヒットを中心に、クイックアルペジオ、ブリッジミュート、ネイルアタック、ハーモニックスなど、さまざまな奏法も各曲少しずつ入れてみました。誰もが一度は聴いたことのある歌謡曲メロディを、ソロ・ギターで奏でてみましょう!