弾き語りがしたくてギターをはじめてみたものの、コードがうまく押さえられなくて曲が弾けない・・・。こんな悩みを持っている入門者にオススメの教本が『アコギでコードをラクラク押さえる⽅法と⽬からウロコの裏ワザ』だ。
発売は2024年4月19日発売。先頃、アマゾンで予約開始されたので、上記のような悩みをお持ちの方はぜひチェックしてもらいたい!
本書の特徴
本書は、開放弦だけを使うコード(つまり弦を押さえない)など、普通のコードより圧倒的に簡単なコード・フォームを多数紹介している教本だ。つまり、練習で上達していくというのではなく、「今ある技術で乗り切る」といったタイプのノウハウ本となっている。
また、コード進行の発展のさせ方もレクチャー。ある程度は弾けるというギタリストにも役立つ内容も網羅しているのも特徴。
弾き語りの伴奏は、演奏者が自由にフレーズを弾くことができるという利点がある。よって、本書で紹介している押さえやすいコードに変えて弾いても全然OK! 本書を活用して、どんどんレパートリーを増やしてもらいたい!!
●著者プロフィール いちむらまさき
岐阜県生まれ、東京都調布市在住。 ギタリスト、ウクレリスト、マンドリニスト、ライター。ソロ活動、楽器セミナー、ライヴをしつつ、数々の教則本を出版。『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』『楽譜を見るのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』『リズム練習がたのしくなる方法と前ノリ、後ノリのコツ』(すべてリットーミュージック)などを執筆。調布市でスタジオ対面レッスンと、リモート・レッスンで音楽教室も開講している。
●中身のチラ見せ
コンテンツ
●はじめに
Introduction ──本書の目的
──スタートを大切にしたい
──楽しければ続く 続けるには楽しむ
──上手なギタリストは、楽をすることも上手
──本書の活用法
──付録音源について
──著者YouTubeチャンネルの紹介
●序章 ギターに対する姿勢と心構えのチェック
腕の振り方の基本(右腕)
脇を開けすぎない(両腕)
手首を曲げすぎない(左手)
肩の力を抜く(両肩)
爪は短めに(左手)
頭を垂れない(猫背はNO)
弦を押さえる指の位置(左手)
弦は指先で押さえるのが基本(左手)
親指の位置を考える(左手)
ピックを選ぶ(右手)
座って弾く場合も立って弾く時と同じ姿勢をキープ
足を組むか、組まないか
リズミカルな体が、躍動を産む
手の大きさは関係ない
音をミュートするということ
慣れてきたら、大きくプレイする(右手)
●第1章 楽にコードを押さえる裏ワザ
1-1 Gコードは開放弦3 本でOK
1 – 2 A コードは指1 本でOK
1-3 人差指1 本コード
1-4 Em はEm7 でもOK
1-5 Am はAm7 でもOK
1-6 C はCM7 でもOK
1-7 G7 はG6 でもOK
1-8 G6 とEm7 は友達
1-9 F コードは3 音で十分
1-10 FコードはFM7にしてもOK
1-11 Fをズラしていろんなコード
1-12 B7 は小指を抜いてもOK
1-13 dim は4本だけ弾けばOK
1-14 aug も4 本だけ弾けばOK
1-15 こんなDm7 があるの!?
1-16 こんなDm & Amもあるの!?
COLUMN 日々の練習譜例
●第2章 新しいコードを押さえる裏ワザ
2-1 このE7 は知ってますか?
2-2 このセブンスは知ってますか?
2-3 バレーをしないA7コード
2-4 この3 つのD7は同じフォーム
2-5 Am7はジャジーに Track 2
2-6 メジャーとm7 は3 フレット差
2-7 A6 はF♯m7と構成音が近い
2-8 GM7 も抜粋でもOK
2-9 F♯m(♭5)は、F ♯m7(♭5)でいい
COLUMN 矯正は難しい/カポはズルではない
COLUMN 困ったときはラクラク・コード
COLUMN 日々の練習譜例
●第3章 難しいコードを押さえる裏ワザ
カポは何のためにする?
3-1 最大の難関はE ♭コードだ!
3-2 5弦ルートのm7(♭5)はdim の弦違い
3-3 C♯m7(♭5)があったらラッキー
3-4 2つの「9(ナインス)」の押さえ方
3-5 1弦で「9(ナインス)」を加える
3-6 オン・コードと分数コード
3-7 D(onF♯)は親指かバレーで攻略
3-8 「□(on5)」というオン・コード k
COLUMN 再考ルート音とは?/音をチョイスする
COLUMN ストロークとアルペジオ/音を消す必要
COLUMN 日々の練習譜例
●第4 章 うまくコード・チェンジする裏ワザ
4-1 ストロークよりアルペジオ
4-2 ストロークとアルペジオの中間
4-3 ピッキングもいろいろ
4-4 音を綺麗に出すコツは「ミュート」
4-5 開放弦を挟むコード・チェンジ
4-6 ブラッシングも音楽のうち
4-7 ブラッシングでコード・チェンジ
4-8 遠い移動はグリッサンドで解決
4-9 全部の指を離さなくていい場合
4-10 開放弦が鳴っても良い場合
4-11 持続音を作ろう01
4-12 持続音を作ろう02
4-13 パワー・コードで乗り切ろう
COLUMN 答えはひとつではない/今後、どのように進んでいくか
COLUMN 日々の練習譜例
COLUMN 楽しめば上達する/練習は楽しむべし
ギターを楽しむ10ヵ条