ギブソンのアコギ、Murphy Lab Acoustic Collection5機種が登場

ギブソン・カスタムショップより、アコースティック・ギターでは初となるライト・エイジド加工が施された “Murphy Lab Acoustic Collection(マーフィー・ラボ・アコースティック・コレクション)” が5機種リリースされた。

今回新たに登場したマーフィー・ラボ・アコースティック・コレクションは、独自開発によるラッカーを施したサーマリー・エイジド・トップを採用。アコースティック・ギターの響きとトーンを向上させ、さらにマーフィー・ラボのライト・エイジング処理を施すことで、全体的なエッジが柔らかくなり、ビンテージ・ギターのように弾き込まれたルックスと弾き心地を再現。

ギブソン黄金期のオリジナル・モデルならではの個性、雰囲気、フィーリングが感じられる仕上がりとなっている。

1960 Hummingbird Heritage Cherry Sunburst Light Aged

1960年にギブソン初のスクエア・ショルダーとしてリリースされたハミングバード。まさに新時代の音楽へ向かう黎明期にデビューし、瞬く間に当時の音楽シーンを主導するミュージシャンたちのお気に入りの相棒となっていった名器だ。

今回発売の“1960 Hummingbird Heritage Cherry Sunburst Light Aged”は、サーマリー・エイジド・シトカ・スプルース・トップを採用。そのサウンドと仕上がりは、当時アイコン的ステータスにあったミュージシャンのルックスや演奏を思い起こさせるのに十分なものとなっている。

1957 SJ-200 Vintage Sunburst Light Aged

“キング・オブ・フラット・トップ” と称されるSJ-200。

この“1957 SJ-200 Vintage Sunburst Light Aged”は、バック材とサイド材にハンド・セレクトによるメイプルを採用。スティンガー・へッドストック、サーマリー・エイジド・トップも相まって、ビンテージ・フィーリング溢れる仕上がりとなっている。

1942 Banner Southern Jumbo Vintage Sunburst Light Aged

“1942 Banner Southern Jumbo Vintage Sunburst Light Aged”は、何世代にも渡って大切にケアされてきたビンテージ・ギブソン・アコースティック・ギターの風合いを再現している。

サーマリー・エイジド加工されたアディロンダック・レッド・スプルース・トップ、ローズウッド・バック&サイドの材構成により、卓越したトーン特性と優れた演奏性を実現。ヘッドストックに “Only a Gibson is Good Enough” と書かれたバナーを誇らしく掲げつつ、オープン・スロット・ブリッジ、ボーン・サドル&ナット、1.77インチと幅広なナット幅など、往年の仕様の数々を採用することで、その魅力が一層高められている。

1942 Banner J-45 Vintage Sunburst Light ged

“1942 Banner J-45 Vintage Sunburst Light Aged”は、J-45の魅力と伝説を継承。米国モンタナ州のアコースティック工場のルシアーたちは、名機にインスパイアされながら細心の注意を払い、構造の点においても材料構成においても、もっとも評価の高いビンテージJ-45を基に開発を進めた。

ヒストリック・スタイル・バースト色でハンドスプレーされた、サーマリー・エイジド・アディロンダック・レッド・スプルース・トップ、より良い鳴りとレスポンスを実現するためニカワで接着されたボディ・トップ・ブレーシング、そしてボーン・ナットとボーン・サドルといった、贅沢な仕様の数々を誇る。

1933 L-00 Ebony Light Aged

L-00はギブソンを代表するモデルのひとつ。30年代初頭に開発されたL-00は、長年に渡りアコ―スティックギター界でのスタンダードであり、今日でも多くのギタリストに愛用され続けている。

その特徴として、同様のサイズ感をもつ他のスモール・ボディ・ギターにはない比類なき伝達性を誇るサウンド、そしてギブソンの1934年のカタログに “完璧なバランス” と表現されている個性的なトーンの2点が挙げられる。

“1933 L-00 Ebony Light Aged”は、ギブソンの特徴である豊かでふくよかなサウンドを備えつつ、自宅で快適に演奏できる取り回しやすいアコースティック・ギターとして、多くのギタリストたちの相棒となることだろう。

SNSでシェアする

アコースティックギターマガジン