2021年に開催され好評を博したギター製作家発信型の新しい展示会 Boutique Guitar Lounge の第2回が、2023年4月14日~4月15日@東京ミズマチのLATTEST SPORTSに開催された。
美味しいコーヒーや食事が楽しめるリラックスした空間で、素晴らしいミュージシャンによる展示ギターを使用したコンサートに加え、製作家によるトーク・ライブが行なわれた。
シンガーソングライター/エバラ健太、マルチ・ギタリスト井草聖二、クラシック・ギター界の俊英、岡本拓也&谷川英勢による美しいギター・サウンドを存分に楽しめるイベントであった。ここではスティール弦&ナイロン弦ギター製作家の名工7名が製作したギターを掲載しておこう。
坂田ひさし
Sakata Guitars 0-40B
フラッグシップの0(シングル・オー)モデルで、トップはアディロンダック・スプルース、サイド&バックはブラジリアン・ローズウッド。13fジョイントにオリジナリティを感じる。
増田明夫
Water Road Guitars Deep Arte Funned Fret
ファンフレット・モデルで、トップはジャーマン・スプルース、サイド&バックはブラジリアン・ローズウッド。ロゼッタはディクロラムという特殊な素材だ。
西恵介
Keystone Stringed Instruments Jujube
2015年に製作した本モデルの初号機。トップはアディロンダック・スプルース、サイド&バックはサチャ・ローズウッド。00サイズのボディに645mmのロング・スケールが特徴。
杉田健司
SUGITA KENJI Acoustic Guitars Carrera OM-BLK
トップはシトカ・スプルース、サイド&バックは マダガスカル・ローズウッド。シースルー・ブラック仕様で、杉田氏曰く“とりあえず黒に塗ったらカッコ良くなるのさ”。とのこと。
君島聡
So KIMISHIMA SOL Model
2021年製君島の最上位モデルSOL。トップはレッド・シダー、サイド&バックはマダガスカル・ローズウッド。アームレストでプレイアビリティも抜群。
黒澤哲郎
Tetsuo Kurosawa Dinastía BGLvol.2
今回の展示用特別モデルの最上位機種ディナスティア。トップはアメリカン・レッド・シダー、サイド&バックはマダガスカル・ローズウッド。古典的で緻密なロゼッタなど風格が漂う。
小林一三
Ichizo Kobayashi No. 50
東京都町田市に工房を構える小林一三(いちぞう)氏のNo.50。トップはジャーマン・スプルース、サイド&バックはマダガスカル・ローズウッド。小林氏はアーチトップやフラットトップも手がける。
演奏の模様をチラリと!
岡本拓也×君島聡
井草聖二×増田明夫(Water Road)
当日の模様はオフィシャルサイトにもたくさん掲載しています。
機材解説協力:西恵介(Keystone Stringed Instruments)