西田修大&君島大空がZOOMのLiveTrak L6maxを実践動画でチェック!

デジタル・ミキサーとマルチトラック・レコーダーが一体となったZOOMのLiveTrak L6maxは、4本のマイク入力と8本のライン入力を装備。小規模なライブでのミキサーとして使いながら、PCなどを用いずにその演奏を直接録音できる1台だ。今回は西田修大に実際のミキシング/録音作業を担当してもらい、君島大空とのデュオ編成での配信ライブを想定したセッティングで、その実力をチェックしてもらった。

【PR】録音=西田修大 動画=川村健司 写真=小原啓樹

Recording with ZOOM LiveTrak L6max|君島大空 × 西田修大 Special Live

CROSSTALK
ふたりが感じたLiveTrak L6maxの実力

正直期待をグッと上回ってきました──西田

──セッティングから録音までをしていただきましたが、まずはL6maxを使って率直に感じたことを聞かせてください。

西田 まず、キャノンで4チャンネル入って、ステレオも4チャンネル入って、この多機能さ。これはしっかりとした大きなミキサーでやれることだけど、めちゃくちゃ小さいし軽いんですよ。だから最初は、“本当にこれで音的に大丈夫?”、“(設定の)階層をすごい潜んなきゃいけないんじゃ?”、“直感的に扱えないんじゃないか”みたいな懸念が実はあったんです。でも、触っているうちにすぐに扱えたし、あとで録り音を聴いてけっこうびっくりしましたね。

君島 ね、音がめっちゃ良かったですよ。

西田 これでいけるじゃん!っていう音だったから、正直期待をグッと上回ってきました。

君島 僕はズームって、ギター・ペダルよりもレコーダーの印象が強くて。5年以上ズームのハンディレコーダーを使っているんですけど、ずっと使えているし、強くて耐久性があるんですよね。今回L6maxを使ってみて、やっぱりレコーダーに強いんだなって再確認しました。これまでの積み重ねが感じられましたし、音もクセがなくて良かったですよ。

ZOOM/LiveTrak L6max
ZOOM/LiveTrak L6max

ZOOM/LiveTrak L6max

──ミキシングなどの操作はおもに西田さんにやってもらいましたが、操作感について聞かせてください。

西田 各チャンネルのノブの表示が線とかではなく、LEDのインジケーターで無段階だから、最初は慣れなかったんです。だけど、使っているうちに意味がわかってきたのは、レベルやEQとかの階層を行き来する時にLEDでパッと切り替わるんですよね。それがわかると使いやすかったです。リバーブやEFXも同じノブでかけられるし、いわゆるミキサーよりもある面では使いやすいかも。“AUXはどこだろう”みたいにならないですし、かなり直感的に使える印象でしたね。

──録り音は良かったということですが、具体的にどんな印象でしたか?

西田 本当に素直な音ですね。ハイやミッドがグンと出るとか、特別リッチになるような機種もありますけど、特に今回のようなライブ演奏の時には必ずしもそれを求めているわけじゃないから、こっちが出しているイメージの音がそのまま出てくれれば良いんですよね。

君島 そう。これは思ったとおりの音が鳴っている感じがしましたよ。

西田 あと、話が飛んじゃうかもしれないですけど、このサイズの筐体で、このままスタンドアローンで録音できるっていうのが、自分で思っていたよりもかなり便利でした。

君島 しかも電池で動いてこれができるって、けっこうヤバいですね。これがなかったら、パソコンを持ち出さなきゃいけなかったり、より大きい機材が必要になってくるのに。

西田 あとUSB-Cの給電だから、モバイル・バッテリーでも動くじゃん? 今回は使わなかったけど、パソコンのアプリを使えば設定もいろいろと楽だし、それもタイプCだけで統一されているのはありがたい。

君島 端子が統一されてるの、マジで良いね。

西田修大、君島大空

自宅用のミキサーとしてめっちゃ良いと思う──君島

──L6XLR入力が2チャンネルでしたが、L6max4チャンネルに増えています。それによってどのように可能性が広がると思いますか?

XLR/TRSコンボ入力が4チャンネル。すべてが48Vファンタム電源に対応しており、CH.1〜2はHi-Z入力に対応する。

西田 個人的には4チャンネルは絶対欲しいですね。2しかなかったならしょうがないと思って、何かを諦めたりする。今回みたいにふたりでやる時でも、何をどこに挿すか問題は必ず悩むんですよ。でも、キャノンが4つ入ってファンタムも入れられるなら、あとはなんとかなるかなって思いますね。

君島 ふたつで今日みたいな感じだったら、ボーカル・マイクとガット……で終わり? だから何かを切り捨てる頭にならなくちゃいけない。

西田 けど、4チャンネルあればわりと普段どおりの気持ちでできるので、かなりデカいと思いますね。

──ふたりがL6maxをフルで使うとしたら?

君島 いつもやっていることが、たぶんピッタリ全部入る感じじゃないですかね。

西田 まずキミ(=君島)のボーカルとガットかアコギの回線。で、ライブの時は俺は基本的にSM57の1本でやることが多くて、あとは俺の声。で、例えばラインにステレオでキミのPCと、俺のSPD(サンプリング・パッド)。あとはその時に思いついたものを入れることもけっこうあるけど、それでも俺らがデュオでやってる時の入力には足りてますね。

──今回はライブを想定して使っていただきましたが、オーディオ・インターフェースとしても使えますし、バウンス機能ではピンポン録音のようにトラックをまとめて空トラックを作ることもできます。

君島 えぇ! カセットMTRみたいですね。ピンポン録音って久しぶりに聞いた(笑)。

──(笑)。セッティング中に君島さんはスタジオで回しっぱなしにして、デモを録るのも良さそうと言っていましたが、ライブ以外の用途としてはどんなことが考えられますか?

君島 普通に自宅用のミキサーとして良いと思いますよ。シンセとか機材を挿しっぱなしにしておいて、思いついた時にパッと録音ができる。デスクトップ・サイズで視認性も良いですし、あるとマジで楽だと思います。家用にめっちゃ良いですよ。

西田 あと、ちょっとドラム録りたいなっていう時にも、これでいけちゃいますよ。やろうと思えば、3リズム、4リズムくらいまでなら録れそう。スタジオでのデモ作りにはもってこいだし、しかも音質が良いからモノによっては音源としていい感じになると思う。

──今回の動画収録では曲ごとにプリセットしたミックスを、シーン切り替えボタンで呼び出して変更しましたが、どういう時に使えると感じましたか?

西田 アコギとエレキでやる曲からエレキとエレキになる時だったり、キミがPCでハーモナイザーを使って俺がSPDの時みたいに、曲によって大幅に音響変える時があるんですよ。だから、シーン切り替えは、実際の現場ではめっちゃ使うと思います。 

君島 デジ卓みたいなもんだもんね。これは便利だし、ガンガン使いたい。けっこう振り切ったこともできそうな感じですし。

──最後に、今回収録した動画の音がどのようなものになっているか、ひと言お願いします。

西田 今回はまずヘッドフォンでざっくり音のバランスを作っていて、パワードのスピーカーで音を聴きながら録りましたけど、その時点でイメージどおりの音だったんですよ。なので、やってもちょっとだけ音量を上げたりするくらいで、基本的に録って出しで仕上げた音になると思います。本当に録って出しって感じで仕上げます。

動画録音時の接続図はこちら!

接続図
ボーカルとエレキ・ギターのアンプをダイナミック・マイクで集音、ファンタム電源を使ったコンデンサー・マイク2本は、ガット・ギターとエレキ・ギターのアンプにそれぞれ立てた。また、ガット・ギターのライン音はプリアンプを経由してライン音として収録。エフェクトはホール・リバーブを薄くかけた程度だ。

ZOOM/LiveTrak L6max

Specification

  • 入出力:XLR/TRS・コンボ×4、ライン×8、AUXセンド×2、マスター・アウト×2、モニター・アウト、サブ・アウト、MIDIイン、MIDIアウト
  • コントロール:マスター・ボリューム、モニター・ボリューム、サブアウト・ボリューム、シーンA〜D、マスター/サブ・ミックス切り替え、メニュー、再生/停止、録音、バウンス、【共通】チャンネル・エンコーダー、ミュート 【Ch.1〜4】48Vファンタム電源 【Ch.1〜2】Hi-Z 【Ch.5〜8】PADスイッチ 【Ch.5〜6】MONO 【Ch.7〜8】USB 【エンコーダー・メニュー】ハイ、フリークエンシー、ミッド、ロー、AUX1、AUX2、EFX、サブ・ミックス、パン、レベル 【SOUND PAD】1〜4、SOUND PADノブ 【エフェクト】セレクト(AIノイズ・リダクション、ホール、ルーム、スプリング、ディレイ、エコー)、EFXリターン
  • 外形寸法:284(W)×114(D)×46.5(H)mm
  • 重量:673g(本体のみ)
  • 電源:ACアダプター、単三乾電池×4

◎価格
オープン価格(市場実勢価格47,900円前後/税込)

◎問い合わせ
ズーム カスタマーサポートセンター TEL:0570-078206 https://zoomcorp.com/ja/jp/

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