c.1936 Gibson L-0
レコーディングでも大活躍絶大な信頼を寄せるナンバーワン
自宅においても、最も手にすることが多いというナンバーワン・ギター、ギブソンのL-0。1997年の『HOME』のレコーディング中に入手して以来、レコーディングのメイン・ギターとして現在まで大活躍の1本だ。“ほとんどのサウンドはこのギターでまかなえる”と語るほど、絶大な信頼を寄せている。
L-0は、フラット・トップL-1と同時期の1926年に誕生、いわゆるロバート・ジョンソン・スタイルのボディ形状だったが、1929年にL-2で採用されたボディ底辺が大きいモダンなシェイプを継承。1932年に14フレット・ジョイント仕様に。資料上は1933年に生産中止となり、1937年から再生産されるが、このギターは過渡期に製作された1本と思われる。
ボディ・トップはスプルース、サイド&バックはマホガニー、ネックはマホガニーで、指板とブリッジはローズウッド。ヘッドにはスクリプト・ロゴが入っている。
このギターも長年の激しいピッキングにより、ボディの木地が剥き出しになっている。小ぶりなボディからは想像できないような豊かな鳴りを響かせていた。











