大橋トリオが新作『MONO-POLY』で使用した2本のギターとマンドリン

大橋トリオの新しいミニ・アルバム『MONO-POLY』で使用されたギターのうち、マーティンのCTM 00-Style 21とローデンのO-22Cの2本、そしてギブソンのマンドリンF-5Gを写真とともに見ていこう。大橋がライブやレコーディングなどでも使用する小物類も合わせてチェック!

取材・文=角 佳音 撮影=アコースティック・ギター・マガジンWEB

Martin/CTM 00-Style 21

Martin/CTM 00-Style 21(前面)
Martin/CTM 00-Style 21(背面)

“見た目”と“ニカワ接着”で選んだ00-21

“12フレット・ジョイントの小ぶりなギター”を探していた時に出会った、カスタム・モデルのマーティン00-Style 21。スプルース・トップ、ローズウッド・サイド&バック、マホガニー・ネックという材構成で、スノーフレイク・インレイの採用やバック・ストリップがない点など、レギュラー仕様と異なる箇所が見受けられる。

“ニカワ接着”が採用されているのが入手の決め手のひとつだそうで、“チャーム(THE CHARM PARK)のD-28 Authenticがニカワ接着で、音がめちゃくちゃいいんですよ。それでニカワ接着は音がいいというのが刷り込まれていて”と語ってくれた。

サウンドについては“ぶっちゃけイメージどおりの音ではないんですけど、見た目が好きすぎて。これから自分好みの音に育てていこうと思います”とのこと。

『MONO-POLY』では、「そんなことがすてきです。」、「化け物が⾏く」のレコーディングで使用された。

ピックアップ
ピックアップはL.RバッグスのLyricを搭載
ヘッド
特徴のひとつであるスロッテッド・ヘッド

Martin/00-21

Lowden/O-22C

Lowden/O-22C(表面)
Lowden/O-22C(背面)

ジャンボ・サイズながら“めちゃくちゃ軽い”1本

北アイルランドのギター・メーカー、ローデンのO-22Cは、カッタウェイ仕様のジャンボ・サイズ・モデル。ボディ・トップはシダーでサイド&バックにはマホガニーが採用されている。

入手時のエピソードとして、“買う時に、入荷時期が違う同じモデルが2本あったんですが、入荷が古いほうを選んだんです。個体差なのか、店でいくらか弾かれてたからなのかわからないですが、こっちのほうが音が良かったんですよね”と語ってくれた。

本器はローデンのラインナップの中で最も大きいボディ・サイズだが、曰く“めちゃくちゃ軽い”そう。サウンドの印象については、“長岡亮介のローデンのローの美しさがずっと忘れられなくて、あれが1本手に入ったらいいなと思っていたんです。ローは近いものを感じますが、僕のは軽いのもあってパキパキとした音がしますね”とのこと。

今作では「KAAMOS」にて起用。

ピックアップ
ピックアップはカルロスのVIP-DM
ブリッジ
セパレート構造のサドルが採用されている

Lowden

Gibson/F-5G

Gibson/F-5G(前面)
Gibson/F-5G(背面)

シックなルックスが目を惹くマンドリン

「Shangri-La」の中毒性のあるイントロなどを奏でた、2018年製のギブソンF-5G。サンバースト・カラーのボディは、スプルース・トップにフィギュアド・メイプル・サイド&バック。伝統的なFスタイルで、指板やヘッドのバインディングがないシックな装いが渋い1本だ。

Gibson/F-5

Accessary

ピック、カポ、ポーチ
左からGravity/Stealth Standardの1.5mm(ピック)、BMWのノベルティ(ポーチ)、SHUBB/C1b

BMWのケースには多数のピックやサムピックなどを収納。大橋が最近ライブやレコーディングなどで使っているピックは、写真のグラビティStealth Standardの1.5mm。“扱いはすごく難しいんですけど、まとまったジャラーン、ポローンって音が出ます。粒立ちもあるし、ローもある”とのこと。カポはシャブ製で、20年近く使用しているそうだ。

『MONO-POLY』大橋トリオ

ジャケット

2025年8月13日リリース

  1. そんなことがすてきです。
  2. Shangri-La
  3. Pi Po Pa
  4. りんごの木
  5. 新宝島
  6. KAAMOS
  7. 化け物が行く

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