コレサワが愛用する2本のHummingbirdと、作曲を担うヤマハのアコギ

シンガーソングライターのコレサワが愛用する3本のアコースティック・ギターと、ライブなどで使用するエフェクターなどの関連アイテムを紹介! お馴染みのギブソンHummingbird、高校時代に入手し現在も作曲で使用しているというヤマハのCPX700など、彼女の音楽を生み出す機材を見ていこう。

取材・文=角 佳音 撮影=アコースティック・ギター・マガジンWEB編集部

Gibson/Hummingbird

Gibson/Hummingbird(前面)
Gibson/Hummingbird(背面)

レコーディング/ライブなどで使用するメイン

コレサワのメイン・ギターは、黄色味が少し強く出たヘリテイジ・チェリー・サンバーストのギブソンHummingbird。シリアルナンバーから2012年製と思われる。ボディは、シトカ・スプルース・トップに、マホガニー・サイド&バックという組み合わせだ。

コレサワが“ハミーちゃん”と名づけている本器だが、その入手の決め手については、“とにかく可愛いアコースティック・ギターが弾きたかったんです。ピックガードに鳥やお花が描いてあって、それに一目惚れして選んだっていうのもありますね”と話してくれた。

またサウンドの印象としては、“生音の鳴りが良く、自分の声に合う”とのこと。

ピックアップは、L.R.バッグスのElement Active Systemを搭載している。

トップ
トップにはピッキングによる削れがある。ギブソン・ロゴ入りのサウンドホール・カバーを装着しているのもポイント

Gibson/Hummingbird

Gibson/Hummingbird(前面)
Gibson/Hummingbird(背面)

サブ・ギターとして入手した“プリンちゃん”

サブ・ギターとして入手したHummingbirdは、“見た目がプリンみたいで可愛い”ということから、その愛称は“プリンちゃん”。2016年製で、メイン器よりも濃いバースト・カラーやトラスロッドに刻まれた“2016”の文字が特徴だ。

メイン・ギターの調子が悪い時のために、同じ音のギターが欲しいと思って買ったそうだが、音の印象は2本で異なり、本器のほうが“ちょっと鋭い感じがする”とのこと。なお現在、音をメイン器に近づけるために、プリアンプなどの機材を試行錯誤しているそうだ。

ピックアップには、アンフィニ・カスタム・ワークス製のオリジナル・モデルを搭載している。

ブリッジ
メイン器よりもナチュラルな色味のローズウッドが使われた、アッパーベリー・ブリッジ

Gibson/Hummingbird

YAMAHA/CPX700

YAMAHA/CPX700NT(前面)
YAMAHA/CPX700NT(背面)

今も作曲で使用する、高校時代に入手した1本

“今も家で作曲する時に、Logicにつなげて使っている”という、ヤマハのCPX700。2000年代後半のモデルで、高校生時代にアルバイトをして購入したそう。

コンタクト・ピエゾを使ったA.R.T.ピックアップ・システムを搭載しており、そのサウンドは“どのライブハウスに行っても、ラインの音がすごくいいねって褒めてもらっていた”とのこと。

ボディ・トップはスプルースでサイド&バックはおそらくナトー。ボディには透明のピックガードが貼られているが、“ピックガードってなんで可愛くない茶色ばっかりなんだろう”と不満を持っていた当時のコレサワにとって、そこも購入の決め手になったようだ。

ピックアップ・システム
ヤマハのA.R.T.ピックアップ・システムのコントロール部。3バンドEQに加え、ミッド・フリークエンシー・コントロールとなる“AMF”フェーダーも搭載

YAMAHA/CPX700

Pedals

ペダル
左からstrymon/FLINT(トレモロ/リバーブ)、BOSS/TU-3(チューナー)

ライブで使用しているペダルがこのふたつ。インタビューでひぐちけいが“曲中にエフェクターを踏む時のカチッて音がするのをすごく嫌がるんですよ”と語っていたが、TU-3(写真右)は“一番静かで壊れないです”とコレサワ談。

ストライモンのFLINT(写真左)は弾き語りライブなどで“同じ音が続くと飽きちゃうと思うので、たまに使うようにしている”とのこと。トレモロは“‘63 tube”、リバーブは“80s”を選択している。

Accessories

ピック
上段は非売品のオリジナル・ピック、下段はクレイトンのULTEM(厚みが左は0.45mmで、右は0.38mm)。オリジナル・ピックはライブで使用しているもので、クレイトンのULTEMは、レコーディングで使用。楽曲に合わせて厚さを使い分けている
カポ
カイザー製のカポは、下段のフェンダーとのコラボ・モデルを含む3種を用意。ライブでは衣装に合わせて使うカラーを選んでいるそう
ストラップ
上品で可愛らしい花柄のギター・ストラップは、タカミネのTGS-6 WH

『あたしを選んだ君とあたしを選ばなかった君へ』コレサワ

COCP-42459/2025年3月19日リリース

  1. あたしを選ばなかった君へ
  2. かわいいもん
  3. SPARK!!
  4. ほっぺた
  5. 浮気したらあかんで
  6. 元彼女のみなさまへ
  7. 最上級にかわいいの!
  8. お嫁さんになるの
  9. 君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん
  10. 朝帰り
  11. にゃんにゃんにゃん
  12. ♡人生♡
  13. ファミレスへGo!
  14. シュシュ(コレシアター05 Ver.)※CDのみ収録

SNSでシェアする

アコースティック・ギター・マガジン

バックナンバー一覧へ