Gibson/LG-1
インディーズ時代から活躍するビンテージ・ギブソン
森山直太朗がインディーズ時代に俳優の六角精児から譲り受けたというギブソンのLG-1。デビュー当時から愛用してきた1本で、ハーモニカ・ソロを吹いた4曲目の「どこもかしこも駐車場」で使われた。スクエア・タイプのレクタンギュラー・ブリッジであることから1940年代製と思われる。
マグネティック・タイプのフィッシュマンRare Earth Single Coilをサウンドホールに装着。今回、全出演者の中で唯一ワイヤレス・システムを使っていたが、円形回転ステージの上を楽しそうにグルグルと回りながら演奏する姿が印象的だった。
Martin/00-18C
軽やかな響きを持つマーティンのナイロン弦モデル
小ぶりなナイロン弦ギター、マーティン00-18C。マーティンでは珍しいナイロン弦モデルで、前身となる00-18Gを受け継ぐ形で1962年に登場。
両サイドが丸くなったブリッジが特徴のひとつで、トップにはゴルペ板が貼られていた痕が見られる。ピックアップはフィッシュマンのMatrix Infinity Mic Blendを付けており、1弦側のブレンド・コントロールでコンデンサー・マイクのミックスが行なえるようになっている。
3曲目の「新世界」と5曲目の「さくら」で演奏され、ナイロン弦ならではの甘い音色ながらも、マーティンらしい軽やかな響きも感じられた。
1994 Martin/OM-40 LE
華やかなルックスを持つ、1994年の限定モデル
1曲目の「夏の終わり」と2曲目の「坂の途中の病院」で登場したマーティンのOM-40LE。1994年にのみ製作されたリミテッド・モデルで(LEはリミテッドの略)、限定モデルならではの華やかな装飾が目を引く。
スプルース・トップのローズウッド・サイド&バックで、トップのバインディングとロゼッタはアバロン貝の二重巻きという豪華な仕様。ヘッド・ロゴもマザー・オブ・パールで製作されており、エボニー指板の5フレット上とエボニー製ペグつまみには、雪の結晶を模したスノーフレイク・インレイがあしらわれている。ピックアップはパッシブ・タイプのコンタクト・ピックアップをブリッジ下部付近に2基装着しているそうだ。
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