1958 Gibson/J-45
自身の声とセットとなったJ-45の音色
MCではリラックスした雰囲気を漂わせながらも、入魂の演奏を聴かせてくれた奥田民生。こちらは2007年頃に手に入れた1958年製のギブソンJ-45だ。自身がイメージするJ-45のサウンドに近く、細すぎず太すぎないグリップが気に入っているとのこと。
当日はその時の気分や流れで曲やギターを選ぶつもりだったのか、ステージには計3本のギターに加えて、鍵盤まで用意されていたが、結局、全曲とも本器で演奏された。
トップはスプルースでサイド&バックはマホガニー。入手した時点でL.R.バッグスのピエゾ・ピックアップが取り付けられており、その後、K&Kのコンタクト・ピックアップを増設(いずれもパッシブ・タイプ)。ライブで演奏する時は、ピエゾ・ピックアップとサウンドホールに向けたマイクの出力をミックスすることが多いとのこと。
奥田にとってJ-45の魅力とは、大きな音量感と自分の声との相性の良さ。今ではJ-45に慣れすぎてしまって、ほかのギターを持つと違和感があるほどだとか。
Gibson/Tamio Okuda CF-100E
半音下げ用に用意されたP-90搭載エレアコ
2014年にギブソンの奥田民生シグネチャー第2弾として発売されたCF-100E。愛用の1951年製CF-100Eをもとに設計されたモデルで、トップはカラフルなオレンジ色になっている。サウンドホールにはダダリオのチューナーを取り付けており、トップと重なる部分はオレンジ色で着色。チューニングを半音下げており、半音下げチューニングの曲を選んだ時のために用意されていた。
Gibson/Tamio Okuda J-45
“バナー・ロゴ”が輝くシグネチャー・モデル
奥田民生が所有する1945年製Gibson J-45をもとに製作された奥田民生シグネチャー・モデルもスタンバイしていた。筆記体ロゴやバナー・ロゴ、19フレット仕様などが特徴で、実器の極太グリップも忠実に再現。ボディ・トップにギブソン独自のサーマリー・エイジド加工という特殊処理を施すことで、鳴りを高めている。
J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2025 supported by 奥村組
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Blu-ray『ソロ 30 周年記念ライブ「59-60」@両国国技館』 奥田民生

奥田民生のソロ活動30周年を記念して2024年10月に開催された、東京・両国国技館の2daysライブ『59-60』。その模様を全曲収録した2枚組のBlu-ray『ソロ 30 周年記念ライブ「59-60」@両国国技館』が発売中。