GLIM SPANKYの亀本寛貴が、ライブや作曲、レコーディングをともにする愛器=ギブソン J-45

2人組ロック・ユニット、GLIM SPANKYのギタリスト=亀本寛貴のメイン・アコースティック・ギターは、ギブソンのJ-45。“とにかくギブソンのアコギがいいんです”と語る彼の愛器を、ライブなどで使用しているアコギ用のペダルボードとともに見ていこう。

取材・文=角 佳音 撮影=星野 俊

Gibson/J-45

Gibson/J-45(前面)
Gibson/J-45(背面)

抜群の弾き心地を誇る“定番中の定番”=J-45

亀本寛貴が愛用するアコースティック・ギターは、ボディ・トップにシトカ・スプルース、サイド&バックにマホガニーを用いたギブソンのJ-45。

2014年にメジャー・デビューをするまではアコギを所有しておらず、デビュー以降に本器を使い始めた。気に入っているポイントについては、“弾き心地がよくて、定番中の定番の素晴らしさを感じる”とのこと。

なお、ライブやレコーディングでは、本器のほかにギブソンのHP 835 Supremeも使用している。カッタウェイつきのHP 835 Supremeはリード・ギターとして弾く時、本器は1本で伴奏をする時、というように使い分けているようだ。

ピックアップは、フィッシュマンのRare Earth Blend Soundhole Pickupを搭載。マグネティック・ピックアップとマイクの音をミックスできるモデルで、以前はマグネットを多めに設定していたが、現在はアコギ1本で弾く機会が増えたため、エアー感の出るマイクの信号を多めに設定している。

ピックアップ
FISHMAN/Rare Earth Blend Soundhole Pickup

また弦は、GHSストリングスのPhosphor Bronze S325(.012-.054)を使用している。

Pedalboard

ペダルボード

①KORG/DT-10(チューナー)
②MXR/M76 studio compressor(コンプレッサー)
③L.R.Baggs/Session(サチュレーター/コンプレッサー)
④Rupert Neve Designs/RNDI(DI)

亀本がライブで使用するアコギ用ペダルボードがこちら。接続順は①〜④の番号順で、DI④からPAへと出力される。

コンプレッサー③は、おもにアルペジオをする際や、編成にピアノやストリングスが入る場合に踏むことが多い。また、単音でアコギのソロを弾く際は、さらにサチュレーター/コンプレッサーの②を重ねて使っている。

『All the Greatest Dudes』GLIM SPANKY

TYCT-60240/1/2024年11月27日リリース

Track List

<DISC 1>

  1. 焦燥
  2. 怒りをくれよ
  3. ダミーロックとブルース
  4. 愚か者たち
  5. 吹き抜く風のように
  6. 闇に目を凝らせば
  7. 話をしよう
  8. NEXT ONE
  9. TV Show
  10. 褒めろよ
  11. 美しい棘
  12. 夜風の街
  13. サンライズジャーニー
  14. リアル鬼ごっこ
  15. 大人になったら
  16. ワイルド・サイドを行け

<DISC 2>

  1. Glitter Illusion
  2. こんな夜更けは
  3. HEY MY GIRL FRIEND!!
  4. ラストシーン
  5. 形ないもの
  6. Circle Of Time
  7. Fighter
  8. 風にキスをして
  9. ひみつを君に feat.花譜
  10. 赤い轍
  11. Hallucination
  12. 愛が満ちるまで feat. LOVE PSYCHEDELICO

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