これからギターを始める方のため、基本的な弾き方をゼロから解説していくぞ。 できないことがあっても挫けず、とにかくできるところから覚えていけばいい。 まずはアコギの音を体感し、コードひとつでもいいから鳴らしてみよう!
ピッキングとストローク
1本の弦から音を出してみよう
弦をハジいて音を出すことをピッキングと言う。ちなみにピックを上から弦に当てるダウン・ピッキングと、下から当てるアップ・ピッキングがある。
まずは6弦から1弦まで、1本ずつピッキングしてみよう! それができたら、次は1弦から6弦に向かって音を鳴らす。これだけでもギターを弾いてる感じがするのでは?
ピックは変に傾けたりせず、弦と水平に当てるといい。手首のスナップを使えるとなおいいぞ!
ジャラーンと鳴らすには
次は複数の弦をジャラ~ンと鳴らすストロークをしてみよう! コツはヒジを軸として、腕を大きく上下に振ること。慣れるまではウマく弦に当てられないが、弦とピックの距離感を掴むまでやってみよう。ダウンから始めて、アップもしてみるといい。
ちなみに、ピックを当てる位置によって、音の感じが変わるぞ。やわらかい音になったり、硬く明るい音になったりするので、好きな音の位置を探してみること。
左手の押さえ方
弦と縦に交わる金属部分をフレットと呼ぶ。左から順に1フレット、2フレットと言い、どこを押さえるかで鳴る音程が変わってくる。
押さえると言っても、フレットの真上に指を乗せるわけじゃない。ギリギリ左側を押さえよう。そうすると弦が沈んでフレットに当たり、音さえよう。そうすると弦が沈んでフレットに当たり、音が出る状態になる。
ただ指先に力が入りすぎると、疲れたり、次に押さえる場所への移動が遅くなる。弦に指を置く感覚で、きれいな音が出るように!
イラスト:八重樫チヒロ