Emコードの構成音と押さえ方
Emコードの指使いには、よく使われる2つのパターンがあります。まずはそのうちのひとつと、構成音を見ていきましょう。
EmコードはE(ミ)、G(ソ)、B(シ)の3音から成り立っています。
ひとつ目の押さえ方は、1弦を開放(E)、2弦を開放(B)、3弦を開放(G)、4弦を人差指で2フレット(E)、5弦を中指で2フレット(B)、6弦を開放(E)となります。ルートは6弦のEです。
この押さえ方は薬指と小指がフリーになっていて、そこでメロディが奏でられたり、Aコードへのコード・チェンジがスムーズに移行できるメリットがあります。
もうひとつの指使いは次の形です。
Eメジャー・コードの人差指をはずすだけなので、自然とこちらの形で押さえる人も多いです。
どちらの指使いも習得しておいて、前後のコードによってスムーズにコード・チェンジができるほうを選べるようになると良いでしょう。
Emコードの攻略法
ポイント①|指をしっかりと立てる
弦はなるべく指の先端で押さえ、指板の面に対して指が垂直に近くなるように意識をしましょう。
5弦を押さえる指が6弦に触れないように意識し、4弦を押さえる指が3弦をミュート(消音)してしまわないように注意が必要です。
ポイント②|フレットの近くを押さえる
弦を押さえる場所は、フレットに近い位置になるように意識しましょう。
フレットから遠くなるにつれて、押弦するために必要な力が増えていきますので、フレットの近くを押さえることで、より小さな力で押弦することができます。