“これさえ知っていればアコースティック・ギターがプレイできる”というノウハウを、取り組みやすい順に紹介する『ゼロからチャレンジ! アコギ』を項目ごとにお届け。音を鳴らしながら弦を揺らすことで、歌っているようなニュアンスを加えるテクニック、“ビブラート”を身につけましょう!
※本記事は『ゼロからチャレンジ! アコギ』(小社刊)より一部抜粋/再編集したものです。
ビブラート
“ビブラート”とは、音を鳴らしながら弦を揺らすことで、歌っているようなニュアンスを加えるテクニックです。カラオケでの歌唱と同じように、音を伸ばす部分でよく使われます。大きくゆっくり揺らしたり、小さく素早く揺らすなど、いろいろ試してみましょう。
ビブラートのやり方
- 手首で揺らす
指だけではなく、手首(前腕)ごと回転させて弦を上下さましょう。大きくゆったり揺らしたり、小刻みに震えさせるなど、いろいろ研究してみて下さい。 - 左右に揺らすビブラート
アコースティック・ギターでは、左右に揺らすビブラートもあります。弦の張りが強いと感じたら、腕ごと左右に揺らしてみましょう。
ビブラートの記号
ビブラートの練習フレーズ
バッハ作「小フーガ」を、ビブラートで気持ちを込めて弾いてみましょう。とても有名なメロディなので、タブ譜を追っていけばすぐに曲がわかると思います。感情を表現するように、自由にギターを歌わせてみて下さい!