特集:さらば谷村新司 ALICEよ永遠に|アコースティック・ギター・マガジン 2024年3月号 Vol.99

*著作権の都合により、印刷版に掲載されている「ブラック・マウンテン・ラグ」(ドック・ワトソン)、「カヴァティーナ」(ジョン・ウィリアムス)の楽譜、『アコギ・デュオで楽しむアリスのギター・プレイ』、連載『見直してみよう!アコースティック・ギター基本の”キ”』、『だれでも弾ける!松井祐貴式ハイテク・ソロ・ギター』内の一部楽譜、『付録歌本 AGM SONG BOOK Vol.13』は電子版に収録しておりません。

さらば谷村新司 ALICEよ永遠に

2023年10月8日、チンペイこと谷村新司が旅立った。ALICEでは「チャンピオン」や「冬の稲妻」などでヒットを飛ばし、ソロ・ミュージシャンとしても「昴-すばる-」や「いい日旅立ち」などの国民的銘曲を残したことは誰もが知るところ。また、1970年代中頃から後半に青春時代を過ごしたギタリスト達にとっては、「モーリス持てばスーパースターも夢じゃない」というキャッチコピーが使用されたモーリス(モリダイラ楽器)の広告も印象深いはず。実際にアリスをきっかけにギターを始め、ガッツのあるストロークを真似したという人も大勢おり、今やアコギ界のスーパースターとなった押尾コータローもそのひとりだった。本誌では、谷村新司の功績を讃えるべく、表紙巻頭にて追悼特集を敢行。本人がギターについて語った貴重なアーカイブ・インタビューのほか、彼が愛したギブソン・ダヴやヒゲギターと呼ばれたモーリスWJなどの愛器もじっくりと紹介する。

木材×SDGs〜地球に優しいサステナブル・ウッドの可能性

近年、話題のSDGs。持続可能な開発目標のことを指すが、おもに木材で製作されるギター業界でも、この取り組みに賛同するブランドがさまざまなアクションを起こしている。マーティンのハイプレッシャー・ラミネイト(端材を使った集積材)、テイラーのアーバンウッド(倒木材や区画整理で伐採された材)などがその代表例で、地産地消を目指して国産材の可能性に挑戦する国内メーカー、さまざまな企業とコラボレートする島村楽器主宰のEvergreen Project(売上の一部を植樹費用として寄付)などが存在している。今回はそんなSDGsなギターをテーマに、各ブランドの理念や試みを紹介。さらに、ギターとしてのポテンシャルを追求するべく、ジャズ・ギタリストの小沼ようすけによる本気の試奏を通し、その実力に迫る。

All About UCHIDA GUITAR 〜内田光広50周年SP

UCHIDA GUITARの内田光広氏は、1980年代後半から北アイルランドのローデン・ギターズの工場長を務め、帰国後の1991年からハンドクラフトによるオリジナル・ギター製作を長野県伊那市で行なってきた。日本の個人ギター製作家のパイオニアとして32年間にわたり活動し、これまでに製作したワンオフ・ギターは約200本に及ぶ。UCHIDA GUITARの作品の数々を紹介するとともに、内田光広氏のギター作りに対する基本的な姿勢、デザイン、機能性、アイディア、などがどのようにして生まれてくるのかを、本人のインタビューなどをとおして迫る。

INTERVIEW

BEST SONGS FOR ACOUSTIC GUITAR

にっぽんのギター工房 第83回:OGINO GUITARS

新連載 アコワドの部屋へようこそpresented by Last Guitars 第1回:矢後憲太

付録歌本AGM SONG BOOK Vol.13|アリス&谷村新司 名曲集〜アコギ持てばスーパースターも夢じゃない。

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