特集:エリック・クラプトンとアコースティック・ブルースのならず者|アコースティック・ギター・マガジン 2023年6月号 Vol.96

Exile on Blues St. エリック・クラプトンとアコースティック・ブルースのならず者

1974年に初めて日本の地を踏んだエリック・クラプトンが、2023年4月に外国人としては最多となる100回目の日本武道館公演を開催する。ヤードバーズやブルース・ブレイカーズ時代を含めると半世紀以上にわたって日本中のギタリストに影響を与え続けてきたわけだが、僕たちはクラプトンの「クロスロード」や「ハイダウェイ」を入り口に、ロバート・ジョンソンやフレディ・キングなどのブルース・ヒーローを追いかけ、深淵なるルーツ・ミュージックの世界へと足を踏み込んでいった。クラプトンは、これまで発表してきたほとんどの作品で多様なブルース曲を掘り起こしてきたが、特にキャリア後半は戦前から戦後に活躍したアコースティック系ブルースマンをカバーすることが多く、そこに彼自身のルーツが投影されてきた。今回は、クラプトンへの理解をさらに深めるべく、彼が愛したアコースティック・ブルースについて掘り下げていきたい。また、1970年代から活躍する日本を代表するブルースマン…内田勘太郎(憂歌団)、木村充揮(憂歌団)、上田正樹(サウストゥサウス)、永井”ホトケ”隆(ウエスト・ロード・ブルース・バンド)、吾妻光良(The Swinging Boppers)、小出斉(ローラーコースターズ)達に、今だからこそ後世に伝えたいブルースへの熱い想いを存分に語ってもらった。本特集が、もう一度ブルースを嗜むきっかけになれば幸いだ。

追悼 デヴィッド・クロスビー

2013年1月19日に逝去したウエストコーストのアコースティック・ギター・ゴッド/デヴィッド・クロスビー。近年の作品は特に、シンガーソングライター/ギタリストのベッカ・スティーヴンス、スナーキー・パピーのマルチ・インストゥルメンタリストのマイケル・リーグ、そしてシンガーソングライター/キーボード・プレイヤーのミシェル・ウィリスからなる”Lighthouse Band”という新進気鋭のミュージシャンとコラボするなど、現役ミュージシャンとして活躍していただけに驚きを隠せなかった。英国『Guitarist』誌が 2021年に行なったインタビューから彼が遺した功績を追ってみたい。

INTERVIEW&GEAR

ライン音の悩みとおさらば! プリアンプ・ペダル最前線

生楽器であるアコースティック・ギターの音を、アンプ/スピーカーからどのように鳴らすのか……そう考えたとき、プリアンプ・ペダルはギタリストにとって永遠の命題だ。混同しがちなDIも含めて各機能の役割をおさらいし、意図したサウンドをPAへ届けられるようになろう。その上で各社の粋を集めた現行8モデルを紹介する。また岸部眞明、沖仁やNAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)といった音にシビアな名手の愛用モデルも公開。最前線のプリアンプ事情をひも解いていく。

LAST GUITAR 10th Anniversary プレミアム・ギター・ショー〜10年の歩みと絆が生んだ至高の32本

東京阿佐ヶ谷にお店を構えるギターショップLAST GUTIARが10周年を迎え、国内外のゆかりある製作家/メーカーとタッグを組み、25本以上に及ぶ特別な10周年記念モデルを製作。個性的なフラットトップからアーチトップまで幅広いラインナップが揃ったプレミアム・ギター・ショーの全貌を一挙紹介。

参加ギター作家

出演者18人の豪華ギター・ギャラリー J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE 2023

AGM GUITAR GRAPH 第92回:奇妙礼太郎のFlayns

にっぽんのギター工房 第81回:KAMEOKA GUITAR/亀岡隆之

憧れの1本と出会えるアコースティック・ギター専門店 Advance Guitarがオープン!

モーリス・フィンガー・ピッキングデイ2023

●BEST SONGS FOR ACOUSTIC GUTIAR(電子版には譜面が付属しません)

AGM SONG BOOK Vol.10『J-WAVE TOKYO GUTIAR JAMBOREE 2023 名曲集』(電子版には付属しません)

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