ロバート・アームストロングが初来日! ロバート・アームストロングって誰だっけ?という方に一応お伝えすると、ロバート・クラム(1960年代アメリカのアンダーグラウンド・コミックス運動の創始者のひとり)&his Cheap Suit Serenadersのメンバーとして、画家としてもYazoo Recordsなどのジャケット・アートワーク、マーティン・ギターのイラストなどでも知られ、あら?この作品もそうだったのっていうお方なのです。そんな彼が初来日して東京と大阪のみで公演を行なった。サポートするのは日本代表戦前音楽家集団Sweet Hollywaiians。松井朝敬率いるホリワイアンズがたくさんのアコースティック楽器を用意して、実に楽しいライブを見せてくれたのだ。11/10下北沢ラ・カーニャで行なわれた東京公演でも、ロバートはハワイアン・スティール・ギター、ギター・バンジョー、アコギ、ウクレレ、ミュージカルソー(ノコギリ)を代わる代わる手にして、「My blue heaven」「I’ll see you in my dreams」「Sweet Sue」などを演奏。彼が弾くと、とにかくどの楽器も音がデカい! ライブはすべての楽器がアンプラグドで、マイクで拾う手法だったが、もう生音でいいんじゃないかと思うほど。弦楽器名人の演奏の説得力に舌を巻いた夜でした〜。
文・写真:相川浩二(アコースティック・ギター・マガジン編集部) 於:2023年11月10日@東京・下北沢ラ・カーニャ