ヤマハより、“トランス・アコースティック・ギター”の第2世代モデルとして“TAG3 C”が2024年11月15日(金)に発売された。カラーは、ナチュラルとサンバーストの2種類。
“トランス・アコースティック・ギター”は、内部に“アクチュエーター(加振器)”を搭載し、アンプやエフェクターなどを使わず、ギターの生音にエフェクトの響きを付加することができる。
今回のモデルで進化したポイントを見ていこう。
“コーラス”、“リバーブ”にくわえ、“ディレイ”を含む3種エフェクトを使用可能
弦の振動を電気信号に変換してエフェクト処理し、ボディの内部に設置した“アクチュエーター(加振器)”に伝え、ギター全体を振動させる構造を採用。これにより、アンプやスピーカーを接続せずに、ギター本体の振動でエフェクト・サウンドを発することができる。従来の“コーラス”、“リバーブ”に加え、初搭載の“ディレイ”を含む3種類のエフェクトを選択可能だ。
また、専用アプリ“TAG Remote”を使用すれば、それぞれのエフェクトのタイプの切り替えや、細かなパラメータの調整をすることもできる。
録音・再生が可能なルーパー機能を初搭載
ギター本体で自身の演奏を録音し、ループ再生することができるルーパー機能を初めて搭載。コード演奏や、ギター本体を叩く音で作ったリズムを録音し、それを再生しながらメロディを演奏するといったことも可能だ。
本体側部にあるボタンや表板のタップ・センサーで直感的な操作ができ、頭に浮かんだフレーズを素早く形にすることができる。
さらに、専用アプリには、最大10個のループ・フレーズを保存が可能というのも嬉しいポイントだ。
Bluetooth接続で本体からオーディオを再生が可能
本器より、初めてBluetooth機能が搭載され、スマートフォンなどのオーディオ・デバイスをつなげば、ギター本体をスピーカー代わりに使用可能。そして、本体から流した楽曲に合わせたセッションも楽しむことができる。
高いプレイアビリティと、洗練されたデザインの両立
パワフルなストロークに応えるドレッドノート・スタイルのボディには、表板にシトカ・スプルース単板、側裏板にマホガニー単板を採用。またカッタウェイがついており、ハイポジションのプレイなどにも対応しやすい。
また、シャンパン・ゴールドで統一されたハードウェアや、サウンドホール外周に施された美しいインレイなど、洗練されたデザインとなっている。
充電可能なリチウムイオン・バッテリーを内蔵
従来は乾電池駆動だったのに対し、本器は、マグネット式タップで充電可能なリチウムイオン・バッテリーを内蔵。これにより、最大5時間半という長時間の演奏を大音量で行なえる。
YAMAHA/TAG3-C
◎スペック
- 胴型:ドレッドノートタイプ
- 弦長:650mm
- 胴長:505mm
- 全長:1,039mm
- 胴幅(最大幅):412mm
- 胴厚:100~125mm
- 指板幅(上駒部/胴接合部):44mm
- 弦間ピッチ:11.0mm
- 表板:シトカスプルース単板
- 裏板:マホガニー単板
- 側板:マホガニー単板
- 棹:マホガニー
- 指板:エボニー
- 指板半径:R400mm
- 下駒枕:エボニー
- 上駒:ユリア樹脂
- 下駒:ユリア樹脂
- 塗装:グロス仕上げ
- 棹塗装:マット仕上げ
- ピックアップシステム:
トランスアコースティック(SYSTEM76) - コントローラー:
リバーブ
コーラス
ディレイ
ルーパー
ラインアウトボリューム
タップセンサー
- 接続:
ラインアウト
Bluetoothオーディオ - 弦:
Elixir NANOWEB 80/20 Bronze Light - 付属品:
六角レンチ
USB電源アダプター
充電ケーブル - ケース:ライトケース
◎価格
239,800円(税抜価格:218,000円)
◎製品ページ
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/ac_guitars/ta_2024/
◎問い合わせ先