使えるフレーズを自分のものにする|アコギ上達100の裏ワザ:第41回

アコースティック・ギターが上手くなりたい人のための“アコギ上達100の裏ワザ”。すべてのアコギ弾きに役立つヒントを紹介!


フレーズをマスターするには
➡オクターブ違いを考える

単音フレーズによく使うポジションというのがあります。

Cキーの1つの例として、下の図のような4個の並んだ音を題材としてみましょう。

Cキーでよく使うポジション
Cキーでよく使うポジション

この配列は、理論的に言えばブルー・ノートがどうしたこうした……となるのですが、理論よりも実践ということで、まずは“よく使う”ポジションとして考えてください。

このポジションの例がEx-1。

譜例(Ex-1)

ここではルート音であるC音で解決しています。多くのギタリストが弾きそうなフレーズでしょう。

そしてこれを知った今、次に同じ音程をオクターブ違いで弾けるようにしておくのが、上達への道です。Ex-2のように、ポジション違いで同じフレーズを何度も練習しておいてください。

譜例(Ex-2)
よくあるフレーズをオクターブ違いで練習

この例に限らず、自分で見つけた使えるフレーズは、常に最低でも4ヵ所で弾けるようにしておくと、アドリブ・プレイなどで後々すごく幅が広がることになります。このフレーズ例に続くフレーズを考えてみるのもためになりますよ。

アコギ上達100の裏ワザ

著者プロフィール

いちむらまさき

岐阜出身のギタリスト&ウクレリスト&ライター。音楽制作、ソロ・ギター・スタイル、インストラクターなどで活動。

著作に『ギター・コードを覚える方法とほんの少しの理論』、『楽譜を見えるのがうれしくなる方法とプレイに直結させるコツ』、『音楽理論がおもしろくなる方法と音勘を増やすコツ』、『コード進行を覚える方法と耳コピ&作曲のコツ』、『ピアノでコードを覚える方法とほんの少しの理論』、『ギターを弾いているだけで音感がアップする方法』、『ブルース・ギターをはじめる方法とプレイ幅を広げるコツ』、『ギター・スケールを覚えないでアドリブをはじめる方法』、『ウクレレのお手入れ&お手軽カスタマイズを楽しむ本』、『ジャズコで聴き比べる歪みエフェクター97』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本』、『100個のフレーズを弾くだけで飛躍的にギターが上達する本 リズム強化編』、『ギター上達100の裏ワザ』、『ギター作曲100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDエレクトリック・ギター』、『アコギ上達100の裏ワザ』、『耳コピ上達100の裏ワザ』、『ライブ上達100の裏ワザ』、『ウクレレ上達100の裏ワザ』、『目で見て確認DVDウクレレ』、『気づいた人から上手くなる! ギタリストのハテナに答えます!』、『ギターで作曲する方法とほんの少しのコード理論』(すべてリットーミュージック刊)など。

◎公式サイト:https://blog.goo.ne.jp/ichimuramasaki

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